Q.巻き上げたまつ毛が緩んでしまうのですが、グルーのせいでしょうか【第2回目】

【連載】アイビューティー業界の〝パイオニア〟トップエレガンス. が答える『アイリストの疑問』

長年に渡る技術研究と商品開発で、常にアイビューティー業界をリードする株式会社トップエレガンス. がアイリストから実際に寄せられた疑問や質問に答えるコーナーです。
今回は高田芳江会長が担当してくださいました。

株式会社トップエレガンス.
会長 髙田芳江

 

Q. 巻き上げたまつ毛が緩んでしまうのですが、グルーのせいでしょうか【第2回目】
A.グルーばかりが緩ませる原因ではなく、施術中のちょっとしたをポイント変えるだけで緩みは激減します。
1つは張り付け方、2つ目は補強、3つ目はセットクリームの塗布や塗り替えの時です。
確かに「グルーのせい」という思われる方が多く、お問い合わせを頂きます。
しかし、通常に保管・使用している場合、グルーの成分が劣化するという事はあまりありません。
前回はまずグルーの特性とその扱い方をお伝えしましたが、今回は緩みにくいロットへの巻き上げ方法について説明します。
施術中のちょっとしたポイント変えるだけで緩みは激減しますので是非参考にしてください。

 

ロットへの巻き上げ方法について
「せっかく巻き上げたまつ毛がロットから緩みやすい」原因の一つがロットへの巻き上げの仕方です。
ロットにまつ毛がしっかり張り付いていても根元部分の毛の張り付きが甘い事があり、その場合放置時間にカールクリームの水分などで貼り付けが甘い根元がだんだん緩んできます。
根元が緩んでくると、まつ毛の跳ね返る力により全体が緩んでしまう事になります。根元からしっかり張り付けるポイントは、巻き上げる時にロットの真ん中からではなくまつ毛の根元から張り付けていきます。
ロットに毛を巻きつけるのではなく、ピッタリ張り付けるイメージです。
そのための道具も重要です。
例えばつまようじのような物は1本1本の毛を「ロットに巻きつける」事は簡単ですが、その1本を毛の根元からピッタリ「張り付ける」事はかなり難しい思いますしとても時間がかかります。
またお客様は毛を引っ張られるのでとても痛く、また抜けてしまう事もあります。
【つまようじでの巻き付け、張り付け写真】

 

それより、少し面のような部分のある道具がお勧めです。
私の講習ではまつ毛カール専用に作られた先端部分がとがっていないピンセット型やスティックを使います。
面で張り付けていくので毛を引っ張ったりすることも無く安全ですし、何より受講中の初心者の方でも安全に早く巻き上げることが出来ます。
(先の鋭利なツイーザーは危険ですので絶対に使用しないでください!)

【面で持ち上げることのできる道具】

 

さらにグルーでまつ毛を根元から上に向かってピッタリ張り付いている事を確認したら強度のあるグルーを使い、毛の生え際ギリギリから2mm程度まで補強します。
水分にも強いので、短い毛も逃さず張り付けて緩むことも無くなります。

※次回も緩みやすい原因、緩みにくくするためにはどうしたら良いかお伝えします。

 

株式会社トップエレガンス.
会長 髙田芳江
1998年にアイラッシュ・アートメイクサロンを創業し、20年以上、「今、世の中にまだない、お客様ひとりひとりにフィットする美」を最前線で開発・提供し続けている。
開発まで試行錯誤を繰り返し、現在もアップデートを続けるオリジナルアイラッシュロットは累計150,000個以上の売上を誇り、「プロが選ぶまつげカールアイテム品質満足度No.1」として、現在も高い支持を得続けている。