【美容センサス 2023 年上期】女性の 1 回あたりのサロン利用金額は前年から 138 円増の 4,985 円 サロンでの「アイブロウ・眉カット」の割合が増加

 

 

株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘)の美容に関する調査研究機関『ホットペッパービューティーアカデミー』は、全国の人口 20 万人以上の都市居住者のうち、15~69 歳の男女 1 万 3,200 人を対象に、過去 1 年間におけるアイビューティーサロンの利用に関する実態調査を実施した。

下記発表内容である。調査結果から分かる注目すべきポイント、そしてより詳しい調査結果の順にまとめている。

≪アイビューティーサロン編≫調査結果から分かる3つのポイント

 

ポイント①
女性の1回あたりの利用金額と、年間利用回数が 2 年連続増加

■女性の 1 回あたりの利用金額が 4,985 円(前年比 138 円増)で2年連続増加
■女性の年間利用回数が、4.76 回(前年比 3.3%増)で2年連続増加

 

ポイント②
「アイブロウ・眉カット」が前年から 2.8 ポイント増加し、22.3%に

■女性のメニュー利用率の1位は前年に続き「まつげパーマ・カール」(67.5%)で、2.7 ポイント増加
■女性で最も利用率が伸びたメニューは「アイブロウ・眉カット」(22.3%)。15~19 歳、20 代は 2 年連続で増加


ポイント③
予定を含めた値上げ実施サロンは女性の 45.2%。「今までと同様に利用し続ける」は 44.9%

■利用サロンにおいて「値上げがあった」「今はまだ値上げされていないが、今後値上げの予定がある」の合計は女性の 45.2%で、「値上げはない」(29.6%)を上回る
■値上げされた場合の利用意向のうち、女性で最も高いのは「現サロンを今までと同様に利用し続ける」(44.9%)

 

研究員 田中 公子さんのコメント

「アイブロウ・眉カット」は、「マスクから見える目元だけは、しっかりと整えたい」というニーズを背景に、コロナ禍で利用率が上昇してき
ました。さらに、眉毛は顔の印象を左右する重要なパーツであるため、プロに頼みたいという気持ちも高まったと考えます。サロンでの施術は 10~15 分ほどの手軽なカットから、SNS で人気が高まったようなデザイン性の高い施術までメニューも多様化しています。
お客さまの選択肢が増えることで、利用者層の拡大も期待されます。

ホットペッパービューティーアカデミー 研究員 田中 公子さん

 

≪アイビューティーサロン編≫ 調査結果詳細について

 

1.女性の 1 回あたりの利用金額と、年間利用回数が増加

利用率は女性が前年比 0.9 ポイント減の 8.4%、男性が 0.7 ポイント増の 3.7%。女性の1回あたりの利用金額は前年から 138 円増加し、4,985 円に。また、年間利用回数は、前年比 3.3%増の 4.76 回に。利用金額、利用回数のいずれも2年連続で増加。

 

■[アイビューティーサロン]利用率・利用経験率(各単一回答)

 

■[アイビューティーサロン]1回あたり利用金額([アイビューティーサロン]利用者/実数回答)

 

■[アイビューティーサロン]年間利用回数≪1回以上利用者ベース集計≫
([アイビューティーサロン]利用者/実数回答)

 

2.男女ともに利用メニューのトップは「まつげパーマ・カール」

女性の利用メニュー1 位は前年に引き続き「まつげパーマ・カール」(67.5%)で、前年から 2.7 ポイント増加。利用率が最も増加したのは、「アイブロウ・眉カット」(22.3%)で 2.8 ポイント増加。

 

■[アイビューティーサロン]メニュー利用率([アイビューティーサロン]利用者/複数回答)

 

3.女性の過去 1 年の店販購入金額が前年から 2,553 円増加し、1 万円台を回復

過去 1 年の店販購入率は女性が 12.7%(前年比 2.2 ポイント減)、男性が 20.7%(前年比 4.4 ポイント減)と、前年からともに減少。女性の年間の店販購入金額が前年より 2,553 円増加し、1 万 1,876 円に。

 

■[アイビューティーサロン]過去 1 年の店販※購入経験([アイビューティーサロン]利用者/単一回答)

 

■[アイビューティーサロン]過去 1 年の店販購入金額(過去 1 年店販購入者/実数回答)

 

4.初回来店時にサロン選びで重視したポイントは“ネット関連情報”が増加傾向

女性の初回来店時重視理由の 1 位は前年に引き続き「ネットの口コミが良い」(39.5%、前年比 3.9 ポイント増)。前年から最も増加したのは、「料金がリーズナブル」(28.4%、前年比 5.5 ポイント増)。ほかにもネット関連全般に男女とも上昇が見られる。

 

■[アイビューティーサロン]初回来店時にサロン選びで重視したポイント([アイビューティーサロン]利用者/複数回答)

 

5.サロン継続理由の 1 位は男女ともに「ネット予約できる」

女性のサロン継続理由の1位は前年に引き続き「ネット予約できる」(44.9%、前年比 1.7 ポイント増)。前年から最も増加したのは、「料金がリーズナブル」(20.6%、前年比 4.7 ポイント増)。トップ 10 の項目すべてが前年からスコアが増加。一方男性では「営業時間が長い/朝早くから・夜遅くまで営業している」「待ち時間が少ない」など時間に関連する項目の増加が見られた。

 

■[アイビューティーサロン]サロン継続利用理由([アイビューティーサロン]利用者/複数回答)

 

6.予定を含めた値上げ実施サロンは女性の 45.2%

利用サロンにおいて「値上げがあった」「今はまだ値上げされていないが、今後値上げの予定がある」の合計は女性の 45.2%で、「値上げはない」(29.6%)を上回る。
値上げされた場合の女性の利用意向のうち、最も高いのは「現サロンを今までと同様に利用し続ける」(44.9%)で「現サロンを利用し続けるが、利用頻度が減る」「別のサロンに変更する」「サロンの利用自体をやめる」をそれぞれ上回る。

 

■[アイビューティーサロン]過去 1 年のサロンの値上げ状況([アイビューティーサロン]利用者/単一回答)

 

■[アイビューティーサロン]値上げされた場合の利用意向([アイビューティーサロン]利用者/単一回答)

 

【調査概要と回答者プロフィール】
調査名:美容センサス 2023 年上期≪アイビューティーサロン編≫
調査目的:女性・男性の過去 1 年間における美容サロンの利用実態を把握し、美容に対する意識をとらえる
調査方法:インターネットによるアンケート調査
●株式会社マーケティングアプリケーションズの「MApps Panel」を利用
調査対象:全国、人口 20 万人以上の都市に居住する 15~69 歳の男女
●女性・男性 各 6,600 サンプル
※人口 20 万人以上の都市の人口比率によってエリアごとの割付数を決定
※男女それぞれ、年齢5歳刻みで均等割付(エリアと年代による割付数詳細は下記数表を参照)
調査実施時期:2023 年 2 月 8 日(水)~2 月 21 日(火)
調査実施機関:株式会社アンド・ディ